『BRAIN DRIVEN ( ブレインドリブン ) パフォーマンスが高まる脳の状態とは』
をやってみました。自分を理解できる良い本でした。
こちらポッドキャストで配信しています。
本の説明
まずは本の説明からです。
タイトル
BRAIN DRIVEN ( ブレインドリブン ) パフォーマンスが高まる脳の状態とは
作者
著 青砥 瑞人(あおとみずと)
Amazonの説明から
予約が取れない大人気セミナー「神経科学レクチャー」を書籍化 ◎モチベーションを育む ◎ストレスとうまく付き合う ◎クリエイティビティを発揮する 脳を学ぶ時代、神経科学を応用する時代が始まった! 弁護士、医者、大企業CEO、アスリートなど 現場で活躍する人が学んでいる 「脳の中で何が起こっているのか(WHAT)」を解き明かし 「なぜそうなるのか(WHY)」について知識を深めれば、 「パフォーマンスを高める方法(HOW)」を自ら創り出せる。 人の神経系はブラックボックスとして扱われ、なかなか研究が進まなかった。 しかしながら、近年の科学技術の発展により、そのブラックボックスが開かれ始めている。 人類が新たに獲得しつつある叡智が、難解な科学論文の中だけに埋もれているのは非常にもったいない。 そしてその叡智が、単なる事実確認のためだけに使われることも、人類にとっては大きな損失になる。 本書の役割は、神経科学が新たに示してくれる叡智を、 哲学や心理学でこれまで育まれてきた叡智と照らし合わせることである。 そして、ビジネスを含めた我々の生活と照らし合わせることにある。 その結果として、人間理解にどのように応用できるのか、 実際の生活にどのように応用できるのかを探求する「応用神経科学」としての役割を担いたいと考えている。 世界では、神経科学の企業研修への応用、教育への応用が少しずつ始まっている。 ここ日本でも、その流れが動き始めている。 企業や教育現場において、脳を学ぶ時代、 神経科学を応用する時代が始まったということだ。 本書では、特にビジネスパーソンからの要望が多く、 課題を感じているという 「モチベーション」「ストレス」「クリエイティビティ」 という三つのテーマについてお話ししていきたい。
Amazonの商品ページから
本を読んでみて感じた内容
本の内容は大きくわけて3つの項目があります。
- モチベーションを育む
- ストレスとうまく付き合う
- クリエイティビティを発揮する
その中の◎モチベーションを育むを箇所重点的にを読みました。
非常に論理的に話を導いていると思います。
著者も最初の方で書いていましたが、特にこれをしたらいいというものは記述していないです。
なので本の内容を元に何をするかというのは自分で考える必要があるなと思います。
脳科学の脳の作用という面から話をしているので解説で納得感がありました。
一つ一つ読み込むと非常にボリュームがあるので、自分が問題に思っていることや気になったページを読むという読み方でもいいかと。
実行したこと
技術的なことや具体的に何をしたらいいかは特に書いてはいないので、考えながら行ってみました。
ウォッシュ村上の場合
『メタ認知』ということと、『やる気スイッチ』を見つけるということがあり、それを行いました。
その中でまず自分自身を客観的に見る『メタ認知』を行いその中で『やる気スイッチ』を作りました。
やる気スイッチというものはイチロー選手や五郎丸選手のように特定の行動の前に自分なりのルーティンというものを行い、最適な結果を出すような方法です。
まずメタ認知ということで自分のやる気のなくなるタイミングを考えました。
- 眠気
- 別のデバイスを触る
- 無音または掃除機の音
- 時間が決まっていないという状態
- 目標が無い
- 声をかけられる
- 別の思考がある場合
メモをしたらこのような場合にやる気がなくなるかなと判断できました。
メタ認知で行ったこと
眠気に関してはランチの後になることが多いので、食事を減らしました。
別のデバイスを触ることに関しては、別の空間にスマホを置くことで回避しました。もちろん重要な連絡はあるので、それはPCに通知できるようにして取れるようにしました。
無音または掃除機の音で集中力が切れたので、波の音など流しました。歌が流れていると集中が切れることがあったので、環境音にしました。掃除機の音に関しては自分で朝に掃除機をかけるようにしました。
時間が決まっていないという状態とは、時間を午前と午後にしか分けていなかったので、1時間単位で区切るような形にして集中力を上げようと思いました。
目標が無いというのは大きい仕事だと途中で終わるため、ここまでやるという目標がありませんでした。なのでとりあえずこ項目の部分の作業は行うというようになるべく短いゴールを決めて仕事をするようにしました。
声をかけられるということに関しては仕事をしている宣言をしてなるべくその時間は声をかけてもらわないようにしました。
別の思考がある場合というのは、別のアイディアや他の仕事のことが思い浮かんでしまい、集中できなくなるようになっていました。なので思いついたことを適当にでもいいのでノートに書き写しました。
というのを行いました。継続してできているものもあればたまにしか行えないようなものもありましたがなるべく1週間は継続しました。
やる気スイッチで行ったこと
まず上記のメタ認知で自分を理解しました。
その中でiPhoneの『ショートカット』という機能を使い、特定のボタンを押したら数秒後にタイマーの音が鳴り、環境音を流れるようにしました。これが一応自分のルーティンだと思い込み作業を集中してすすむようにしました。
グッチ谷口の場合
下記を行いました。
- モチベーションの転用
- モチベーショントリガーの設置
モチベーションの転用というのは例えば空腹時は何か食べたいという状態です。
その際に脳内でドーパミンが作られている状態が現象として存在しています。
なのでその状態を転用して『何かを食べたい』を『仕事をしたい』に転用してみました。
モチベーショントリガーの設置は何か作業が終わると必ずYouTubeを見たりしてしまう行動がありました。
なのでYouTube内で作業系BGM(live)の動画を流すようにしました。その結果YouTubeを見るとBGMが流れるということで作業に集中できました。
実行して良かったことや感想
今回の内容は実行して非常に効果があると感じました。最初にどのようなやり方をするといいか発見するまで難しかったですが、それさえできればあとはその通りにやってしまえばいいだけなので。
最初にモチベーショントリガー、やる気スイッチなどを自分なりに考えなくても他の人がどうなってるか調べてから行っても良かったと思います。グッチ谷口氏の行ったYouTubeでBGMをかける方法は自分でも相性の良い方法だったので他の人のものでも意外に自分自身にも相性がいいものがありそうです。
実行して思ったのが自分自身について思ったより理解できてなかったのだと思いました。なので最初に本を読む際に自分自身を理解するということを頭に入れておき、自分に置き換えてメモをしながら読書を進めるといいかなと感じます。
書籍に関しては脳の動きを論理的な方法で書いているので、その人に合っている合っていないという概念が少ないので相手に説明しようとする際に説得力があると感じました。
あと自分なりにこれからカリキュラムを考えている人には向いていると思います。休憩のタイミングやどうしたら理解してもらえるかなど、直感や経験に頼らなくても理論的に考えられそうです。
全体的に感じたのが脳の仕組みで環境に引っ張られてしまうものだと感じました。なので勉強を頑張るというか仕事を頑張る以前に環境を整えるのは大事だなと思います。またその際に自分自身を理解するというもの重要だなと。
難しかったところ
やはり難しかったのは具体的な実行方法が書いていないということです。書籍はあくまで「脳ではこうなっている」と書かれている印象だと感じました。
とりあえず何かをやりたいという人には向いてないのかなと思います。
具体的な目標が無いと、本を読んだ先を自分で考える必要が難しい可能性もありそうです。
理論はいいから実行したいことを探している人には説明が冗長すぎるかもしれないです。
まとめ
良い本だと思います。
ボリューム感があるので全部読んで実行に移すまで時間がかかるかなと思います。
3つの分類に分かれているので、必要な箇所だけ読みやすいので、その箇所を読んで実行してもいいかなと。
実行案がある人にはおすすめです。その実行案を考えながら読み進めれられると思います。
興味があれば読んでみてください。