独学大全の『習慣レバレッジと逆説プランニング』
をやってみました。自分の行動を変えたい方に非常におすすめです。
ポッドキャストの配信で聴く方はこちら。
本の説明
まずは本の説明からです。
タイトル
独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法
作者
著 読書猿
Amazonの説明から
本書はインターネットの知の巨人、読書猿による「独学のやり方」を完全網羅した1冊です。独学者は孤独です。やる気が起きないとき、挫折したとき、どの本を読んだらわからないとき、他人と比較してコンプレックスに押しつぶされそうなとき…どんなときでもこの本を手元に置いておくことで、何らかの答えが見つかる「独学の百科事典」が完成しました。
これまでの勉強本との一番の違いは、全てに学問的裏付けがあり、かつ誰でも使えるようマニュアル化されている点です。「著者一人の経験」や「脳科学神話(あなたはまだ脳の10%も使えていない)」を押し付けるのではなく、「ダメダメでサボってしまう」というヒトの性質を前提に、歴代の独学者たちが開発してきた方法(読書猿さんはこれを「外部足場」と読んでいます)を収集、著者独自の視点で技法に昇華させています。
この本のゴールは、独学する内容、ジャンルを問わず「何を」「どう学ぶか」を自分で決めて実践できること。「誰かのおすすめ」や「偶然の出会い」に依存する人生、そして「忙しいから」と言い訳をつけて学ぶことから逃げる人生をやめることができます。
受験勉強や資格試験などゴールが明確な人に向けて「どう学ぶのか(How)」に答えるのはもちろん「何を学ぶのか(Whtat)」を見つけたい人、「なぜ学ぶのか(Why)」に立ち返りたい人にも具体的な技法が用意されています。
Amazonの商品ページから
本を簡単に読んでみて感じた内容
辞書のような内容で非常にボリュームがあります。
全てのページを読む必要はなく必要な箇所を必要なタイミングで読むような読み方がいいかと思います。
内容に関しては色々な独学方法や考え方網羅されているので、値段に対してかなりお得に感じます。
自分のやり方をある程度確立されていて、それに肉付けするような使い方もいいかと思います。
今まで独学の方法自体をそこまで考えた方が無い方にもおすすめできます。
全ページ読み込まなくてもいいかと思いますが、一度全体のページを簡単にパラパラと読むのもいいかと思います。
実行した内容
以下が実行してみた内容です。
ウォッシュ村上の場合
技法10の『習慣レバレッジ』を行いました。
習慣レバレッジは簡単に説明すると、何かを行動する際に足がかりになる行動を結びつけてしまうという方法です。
例えば毎回行う歯磨きの前後に英単語の暗記を行うようにして、それが継続したら覚えていく英単語を増やしていくような方法です。
こちらは習慣レバレッジに対応する行動を探すのが難しかったです。
普段から自分の行動を意識的に観察しているわけではないので、どんな行動を習慣レバレッジにするか非常に悩みました。
以下の行動を行いました。
- 家に交換日記置いた → 毎日の子供の学校のチェックする場所にノートを置くようにした
- 妻の机の前にiPadを置く → 妻が読書(雑誌)をするようになる
- ピアノの椅子にとりあえず座る → ピアノの弾き語りの練習をする
- 色々なデバイスにプライムビデオのアプリ入れた → スキがあればガンダムを観るようになった
- 窓を開ける → 窓の結露を拭くようにした
こちらは習慣レバレッジといえるかわからないですが。。。
一番効果を実感できたので交換日記を置いたことです。
こちらは現在も続いています。ただ現在は主に妻が日常にあったことを書いたノートになっていますが。
逆に妻の机の前にiPadを置くという行動は最初の方は良かったですが、あまり妻が部屋を使わなくなったことであまり読書で使わなくなってしまいました。
他の項目に関しても定期的に続いています。
ピアノに関しては合わせてギターの練習もするようになりました。
こちらは全体的に仕事に関する行動が無いのでそういった行動もそのうち結びつけられたらと思います。
グッチ谷口の場合
『逆説プランニング』と『習慣レバレッジ』を行いました。
逆説プランニングは
①目標:MTG後に発生したタスクをすぐに終わらせる。
という目標を立てて
・MTG後はMTGで話したタスクは一切触らない。という目標を立てる。
・すぐできるタスクなどはついやってしまいたくなるので、徐々に失敗する。
・MTG後に1つだけタスクを処理するという目標に変更。
(将来的)MTG後に発生したタスクをすぐに終わらせる。
というような流れで進めてみました。
そもそもMTGで疲れてしまい、MTGが終わったら休憩する習慣になっていました。
なのでそれで、毎回タスク処理時に思い出すのに時間がかかったりして負担になっているので、それを直したいというのが目標です。
習慣レバレッジとは
②Instagramを開く前に、スマホで画像の編集をする。
ということを行いました。
Photoshopエキスプレスで、テンプレートを準備しておいて、編集したい画像を読み込むだけで簡単に編集が終わるように準備する。Instagramを開く前に、そのPhotoshopアプリを開いて進めるだけで1分程度で画像が保存できるようになりました。
実行してよかったことや感想
報酬を求めなくても何かしら行動ができる方法が良かったです。
何かしら報酬を求める方法はどんどん慣れてきてしまいます。習慣レバレッジであれば普段の行動を結びつけるのでそういったことを回避できるのではと思いました。
また継続するということに対しては自然に行えるような設計を考えられるようになり、成長できたと感じます。
本のでは具体的な方法に加えて、1〜2個の根拠がしっかりかかれていたので、すぐに頭の中で理解し、行動に移すことができるように設計されていました。
今回「習慣」の部分を実行したが、このように自分が課題に感じているところからぱっと開いて行動に移せるところがよいなと感じました。
やらなければいけないことが蓄積することなく、毎回1分程作業することで完結するようになったので、かなりストレスフリーに習慣をのせるのはそこまで負担ではなかったので、やってよかったです。
難しかったとこ
習慣レバレッジは食事など普段の行動とセットにするものを考えるのが大変そうでした。
またやりたいことを書き出しておかないと、行動と結び付けられる習慣を見つけた後に何を行うかというのをパッと思いつかないです。例えば英単語を覚えたいのであれば、事前にやりたいことリストに残しておいて、それを後から習慣レバレッジと結びつけるような方法がいいかもしれません。
逆説プラニングは目標を達成しないことを目標にするという方法なので、高度かもしれないです。
何もやらないことに対して本当に何も思わないのであれば、こちらは難しいかもしれないです。
本自体に書かれている1つの技法自体はそこまで文章量にボリュームがあるわけではないので、読み込んで技法にもっと納得感を得たい方には向いていないかもしれません。
まとめ
非常に良い本だと思いました。
実行できる内容はまだまだあるので、引き続きこちらの本を辞書のように使って実行していきたいと思います。
定期的に見直したい本でした。
興味があれば読んでみてください。